『その農地、私が買います』

 


 JR湖西線の車窓から田園地帯の真ん中に“でーーん”と並んだ太陽光パネルを初めて見たときは、正直言ってショックでした。私の住んでいるまちではあまり見かけないだけで、他では野山に太陽光パネルはもう当たり前の景色になりつつあったからです。

 私は、自然を壊してグリーン電力とは本末転倒もいいところだと思っているのですが、話はそう単純でもなく、農業の後継者不足や法律上の制限などの太く横たわった問題を抜きにしては語れないようです。田畑を守り、事情をよく知っている人ほど、当然の成り行きと考えている(考えざるを得ない)のかも知れません。
 
 この本では、それらの現実に情熱と行動力で立ち向かい、実家の農地を守ろうとする姿が描かれているかと思えば、そうでもなく…?続きは本書でどうぞ。

 ちなみに、著者の高橋久美子さんは、人気ロックバンド「チャットモンチー」のドラムだった人です。個人的には、懐かしさと驚きでちょっと混乱しました。


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 高橋久美子著『その農地、私が買います』ミシマ社

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