知的障害を伴わない発達障害、大人になって判明するケース増加 福井、相談員がかたる支援の在り方(福井新聞)

 知的障害を伴わない発達障害、大人になって判明するケース増加 福井、相談員がかたる支援の在り方

 知的障害(発達障害)の分野はここ数年でかなり認識が変わりました。以前は、知能指数(IQ)が判断の中心でしたが、今は日常生活や社会生活への適応力を合わせて判断されるようになりました。

 大人になってから判明するのは、親元を離れたり就職したりすれば、周囲からはより協調性や社会性が求められるからでしょう。おかしいなと思っていても、いわゆる「普通学級」を出ていたために、本人の性格の問題にされ、診断につながらなかった例は少なくないと思います。

 記事では、大学を卒業して就職したが馴染めず、後に障害者手帳を取得し障害者枠で再就職した男性の事例が紹介されていますが、現在の基準では障害には至らないグレーゾーンの人まで含めると、今の支援体制では全く足りないはずです。

 或る人の言葉で、「障害は社会がつくる」というのがあります。そもそも、障害を個人の問題にすることがおかしいのではないか、障害は社会のほうにあるのではないか、という問い掛けです。

 実際にはそんな単純な話でもないでしょうが、世の中には理解者が周りに数人いるだけで、もっと楽に生きられるはずの人がいるのは私も実感しています。発達障害についても、同じようなことが言えるのではないでしょうか。

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