『悩んでなんぼの青春よ頭がいいとはどういうこと？』

　新年度が始まりました。初めてのことに戸惑いや不安を感じている人もいると思います。

　さて、小さい頃から計算が苦手で大嫌いな私でしたが、数学者で著者の森毅さん（故人）のことは好きでした。最近は、弁の立つ人ばかりが注目されて、こういう飄々としながら懐の深い話をしてくれる人が少なくなったように思います。

　巷には『悩まないための10の法則』のようなHow to本がたくさんあります。

　しかし、これは悩むことを肯定した上で、自分が悩んでいる意味を教えてくれる本だと思います。

　青春が終わっても悩みは尽きません。さらりと読める一冊ですので、忙しい大人の方にもいかがでしょうか。

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